大田区糀谷駅前くすのき歯科です。
大分暑い日が出てきましたねぇ。
寒さより暑さが苦手な私にはちょっと憂鬱です。
食欲が極端に減ってしまってどうもどうも。。。。
まっ果物とパフェと餃子があればなんとかなる(笑)
ところで先日歯内療法の勉強会に行ってきました。
2週続けてマイクロスコープを使って根の治療をするテクニック。。。
今まで肉眼だけで見ていたものを高倍率のマイクロスコープを用いて細部まで確認しながら治療をしていきます。
再発させない、歯を抜かない治療方法として注目されています。
でもマイクロスコープはとても高額でそう中々買えるものではありません。
いずれマイクロスコープを買うことが夢ですが現状でも参考になることがたくさんありました。
まずは根の治療に使うセメントをMTAセメントに変えることにしました。
MTAセメントとは、1993年に米国で開発された歯科用のセメントで、1998年以降、諸外国では虫歯や歯科治療によって根の歯質に穴があいた場合や歯にひび〈クラック〉が入った時などに用いて実績を挙げています。ただの虫歯の穴ではなく、歯にあいた穴を埋めるのに使うことが可能なセメントなのです。
MTAは、強アルカリ(ph12)です。
ほとんどの細菌はph9.5で破壊されると言われています。
殺滅作用が強く、組織を刺激することにより硬組織を形成する作用があるため、直接覆髄法(歯の神経が露出した時(露髄)に使う事で神経を保存する方法)や間接覆髄法(露髄はしていないが歯の神経(歯髄)までかなり近い場合に、歯髄の保護や鎮静を目的として行われる方法)に用いたり、パーフォレーション(歯に穴が空く)の修復等にも使用されています。
くすのき歯科では、主に根管治療においてパーフォレーションなどのリペアに使用しています。
今までは、このパーフォレーションのリペアに適した材料はありませんでした。
理由は、骨に抜けてしまっている部分は出血や組織液などで濡れており、通常のセメントではなかなか接着しなかったからです。このMTAセメントは、そのような場所でも簡単に使う事ができ、しっかり接着してくれるため予後が良いことが証明されています。
また、推奨される理由として、従来の根管充填材(ガッタパーチャ)による根管充填に比べ、その硬化膨張により封鎖性が高く、漏洩による炎症を引き起こすことなく外来刺激を遮断し、また硬組織誘導能を示し、生体親和性に優れる事も挙げられます。
MTAは乾燥すると中性となり為害作用がなく、しかも生体親和性の高く身体に安心安全な材料です。
MTAは強アルカリ(pH:12.5)の為、根の先の細菌に対しての殺菌(静菌)効果も期待できます。
MTAは良質な保護層〈デンチンブリッジ)が出来るため、パーフォレーションや根の先が大きく開いた場合などに有効です。 水酸化カルシウムよりMTAの方が良質な保護層(デンチン・ブリッジ)が出来ることも分かっています。
MTAは水分があっても歯と接着するので、細菌の浸入を食い止める働きもあります。 水酸化カルシウムと異なりMTA自体歯と接着するので細菌の侵入を食い止める働きもあります。
で様々な会社から様々なMTAセメントが出ていますが色々検討した結果私が選んだのはこちらです。
これから色々な症例に使っていこうと思います。
そしてルーペ・・・・はぁ小柄な私にも合う、酔わなく頭が痛くならないルーペないかなぁ。。。
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